根管治療について
歯の中心部で神経、血管など(歯髄)が通っている根っこのような部分を根管といいます。
歯の神経(歯髄)まで虫歯が進行すると歯髄が炎症や感染を起こし、冷たいものがしみたり、熱いもので痛みが出たり、あるいは刺激を与えなくても痛みが出たりします。
また、更にそのまま放置してしまうこと、歯髄は壊死し、歯を支えているあごの骨(顎骨)へ感染が波及し、場合によっては、血管、リンパを通じて全身に影響がでる場合があります。
根管治療は、根管内の炎症を起こした歯髄及び汚染組織を除去し、消毒し修復をおこなう治療です。
歯髄を除去し、根管を清潔にし、代わりに詰め物(根管充填処置)をすることで、感染等を防ぐ治療目的でおこないます。
治療の期間について
根管治療は、歯の根っこの部分の治療ですので、大変細かい作業と時間がかかります。
多くのケースは数回で終了しますが、根管の形状や症状によって、長い場合は、数ヶ月、それ以上かかることもあります。
根管治療が終了した歯は、その後クラウンなど被せ物をして、歯を補強した状態にして治療を終了します。