クリーニング・歯石の除去
歯垢と歯石
爪で歯を引っかくと白くてネバネバしたものがついてきます。これが歯垢(プラーク)です。歯垢は食べかすではなく、細菌の塊です。
歯石は、この歯垢(プラーク)と呼ばれるネバネバとした細菌の塊が、唾液のカルシウムやリンなどと結合して硬くなったものです。
見えている部分の歯垢は歯ブラシや歯間ブラシ、フロスなどを適切に使用することで除去することが可能ですが、歯石は歯ブラシで除去できません。
歯石には、その表面性状からさらに細菌が多く繁殖します。その細菌が歯茎の炎症を引きおこし、歯周病の原因を作ります。
歯周病は放置しておくと、歯肉の炎症、歯槽骨の破壊、それに伴い進行すると歯が抜け落ちてしまったりするだけでなく、全身の健康状態に悪影響を及ぼします。
歯石の除去について
歯石の除去は、メインテナンスでの通院では1回の通院で終了することもありますが、しばらく通院されてない場合、あるいは歯茎の中まで歯石が沈着してしまっている場合は数回の通院が必要な場合があります。
歯石は、誰でも付いてしまうものです。当院では、定期的なチエックと歯石の除去をお勧めしています。
比較的虫歯や歯周病のリスクの低い患者様で3ヶ月に1度のご来院が有効です。
虫歯や歯周病のリスクの高い患者様には毎月のチェックとクリーニングが健康維持に重要です。
また、歯茎の中に停滞するプラーク(バイオフィルム)も患者様ご自身では除去が困難ですので、定期的なメインテナンスが重要となります。