親知らずの抜歯
親知らずは第3大臼歯と呼ばれる一番奥にある歯のことです。
前歯から数えて一番奥の8番目の歯です。
一般的に、20歳前後で生えるとされますが、その時期には個人差があり、生えない方もいます。また、4本ある親知らずのうち、数本のみが生える方や、一部だけが露出する方もいます。
抜歯が必要な親知らずについて
親知らずに虫歯や周囲の歯肉の炎症等の異常が無く、歯列や噛み合わせにも問題がなければ、抜歯をする必要がありませんが、虫歯になったり、周囲の歯肉に痛みが出たりした場合は、抜歯に至ることがあります。
特に隣接している歯と密着している場合があり、親知らずの前の歯が影響を受けて虫歯になったりすることもよくあります。口の中全体のことを総合的に考えて、必要な場合には相談して抜歯を行います。
抜歯後について
ほとんどのケースでは抜歯時には麻酔が効きますので、抜歯処置そのものに痛みはあまりありません。
親知らずの抜歯後の痛みや腫れについて不安がある方は多いと思います。抜歯後1~2時間で麻酔が切れてきます。難しい抜歯の場合、予めお薬を飲んでいただくことで、痛みや、抜歯後の症状を和らげることができます。
状態により必要なことはその都度ご説明いたしますので、ご安心ください。